家庭によくある血圧計、街中を歩く高齢者がついている杖、駅や学校で見かけるAED、病院の入り口にある車椅子等、数え上げればきりがないですが、そのどれもが私たちの健康状態に密接に関わっているものです。健康第一とはよく言ったものですが、健康であることは私たちが幸福を感じて生きていく上で大変重要な要素であると言えます。
ところで、「健康寿命」という言葉をご存知でしょうか？
「健康寿命」とは2000年にWHO（世界保健機関）が提唱し「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。
2016年のデータでは、日本人の平均寿命は女性が87.13歳、男性は80.98歳です。
尚、同年の健康寿命は、女性は74.79歳、男性では72.14歳となっています。
このデータから読み取ると、女性では約12年間、男性では約8年間は、健康上の問題で日常生活を制限された状態で生活をする可能性があることになります。
いつまでも健やかに生きていたいという想いは誰にでもある願望だと言えます。
しかしながら、もし仮に、健康上の理由で通常生活が制限されてしまった場合、それでも何らかの道具やサービスを使い、可能な限り自立した、彩りのある日常生活を送ることができれば、それは大変素晴らしいことではないでしょうか。
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